第152回 里山会「日本一の音色 山中信人氏 ~魂の響きを心に~」

弥生の月を迎え日差しが木々の芽を膨らませる音がしています。
半年に一度の「里山会」開催にあたり、単に茶話会ではなく伝統や芸術、一流のアーティストをお迎えして、素晴らしい時間を共有したいと願っております。
今回は、津軽三味線の演奏で殿堂入りを果たした山中信人氏をお招きいたしました。
山中さんは、13歳の時単身で津軽の民謡酒場に弟子入りをして、大変な修行をなさいました。その時の苦労話を聞いたことがありますが、お店の掃除が終わる頃にはもう真夜中になっていて、就寝するにもあの北国津軽の冬の厳しい寒さの中、与えられた自分の部屋に暖房はなく、破れた障子から冷たい風と雪が舞い込んできたと伺っています。
どんな苦労にも耐えて乗り越えて来た魂の響きが山中さんの津軽三味線の音色です。皆様とその素晴らしい響きを共有させていただきたいと思い、ここにご案内させていただきました。
私も、もう再度山中氏をお招きはできないと思っております。
どうぞ、ご友人をお誘いになられて、ご参加くださいますようお願いいたします。

日程2024年4月21日(日)
時間14時00分開演 16時00分終演予定
会場京成ホテルミラマーレ 16階 スカイバンケット イル・ミラマーレ
参加費1名様 7,000 円(ケーキ・コーヒー・諸経費込み)
山中信人氏 プロフィール

中学校卒業後15歳で単身青森県弘前市に渡り、津軽三味線奏者「山田千里(やまだちさと)」の内弟子として4年間修業。津軽三味線山田千里流師範となる。
毎年青森県弘前市でおこなわれる津軽三味線世界大会では最上級A級3連覇を達成し殿堂入り。海外計38の国と地域で演奏。
教育芸術社音楽授業支援 DVD「小学生の音楽4」に津軽三味線演奏を収録。現在はソロ奏者として演奏会、学校公演、講演会などで活動中。
洗足学園音楽大学非常勤講師。加須市観光大使。北本市観光大使。鴻巣市観光大使。三芳町ふるさと大使。埼玉親善大使。